私が顔面神経麻痺になった時、
「え~、それって歯医者の麻酔がずっとかかってるような感じ??」とよく言われました。
当時歯医者の麻酔の経験がなかった私は、「ん~多分そんな感じかなぁ」と適当に返答(^^;
しかし先日、虫歯の治療のために初めて歯医者の麻酔を体験!
実際に麻酔を経験してみると、顔面神経麻痺と麻酔の痺れは全くの別物でした。
顔面神経麻痺と麻酔・・どちらも経験した30代主婦ママの体験談をまとめたいと思います。
“無感覚になる”のと”痺れて感覚が鈍くなる”のは全然違う
歯医者の麻酔は口周りから鼻・目の下がしびれて、唇が動かしにくかったり鼻が詰まったように感じました。
麻酔が強いと飲食は厳しくなりますが、人前に出たりしゃべったりするのは苦じゃなかったかな。
それに比べて顔面神経麻痺は‥麻痺側の顔半分の感覚が「無」になります。
痛みとか痺れた感覚すらなくて、まるで自分の顔ではないかのように重たく無感覚。
顔半分が麻痺した状態でしゃべったり笑ったりすると、顔がぐちゃっと激しく歪んで女性にとってはかなりキツイです。
これは先日歯医者の麻酔をした後の私の顔です↓
麻酔が効いている側の口角(向かって右側)は力が入らず大きく下がっていますね。
でもほっぺや鼻周りの筋肉が口を支えてくれているせいか、表情全体にそれほど違和感はありません。
顔面神経麻痺の場合は、顔半分全ての動きが停止しているため、ちょっとしゃべったり笑ったりするだけで、ビックリするくらい顔が歪んで別人のような見た目になってしまうんです。
一言しゃべりたいだけなのに、そのたびに麻痺側の顔がぐちゃっと動く感じ。
発症当初は「こんな醜い顔自分でも見たくない!」と鏡を見るのを辞め、顔が歪むからしゃべりたくない・笑いたくない・・とふさぎ込んでしまったほどです。
だから、どちらも経験した私の感想としては顔面神経麻痺と歯医者の麻酔は全然似ていないなぁと感じました。
共通点は”口元から飲み物がこぼれやすくなる”くらいかな。
そのほかの不便さや顔の歪み具合に対するストレスは全く別次元です。
私自身、顔面神経麻痺の治療をして3週間目に少ーーーしだけ顔が動かせるようになった時、「わ!自分の顔が戻ってきた!」と天にも昇るような気持ちになったのを覚えています。
歯医者の麻酔が切れてきたときは、「はぁ~お腹空いた~」くらいにしか感じませんでしたね(笑)
もし周りに顔面神経麻痺と闘っている方がいたら、「歯医者の麻酔がずっとかかってるみたいなものか~」と思わないであげてください。
目の乾燥・耳の違和感・頭痛・聴覚過敏・表情の歪み・・・ぱっと見ではわからない症状に苦しんでいるかもしれません。
↓顔面神経麻痺の治療記録をまとめました
https://mamalife.xsrv.jp/illness1/
https://mamalife.xsrv.jp/illness3/
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