義実家との同居を辞めたい・・。
そう思っているのに、なかなか言い出せないのはなぜですか？
- 夫に悪く思われたくない？
- 義両親に嫌われたくない？
- お金がない？
- 世間体が悪い？
様々な理由があると思います。
しかし“今”動かなければ、どんどん同居の解消はしにくくなる一方です。
「本当に限界だ。」
そう悩んでいるなら、まずは別居が現実的かどうか考えることから始めてみましょう。
同居解消には隠れた障害がたくさんある
「義実家とは価値観が合わない！同居を解消したい！」
そんな”気持ち”だけで、簡単に同居が解消できる家庭はほとんどないはず。
同居を解消する時に起こりうる問題は、家庭内がギクシャクすることだけではありません。
お金や介護・子育て・世間体が障害になることも多いのです。
あなたの気持ちは固いですか？
同居を解消するかどうかは家族でよく話し合って決めるべきこと。
でもまずは自分の中で同居解消への気持ちが揺るぎないものかどうか考えてみましょう。
「義母とは合わないけど、なんだかんだお金の面でお世話になってるな～」とか「自分がちょっと我慢すれば、同居解消までしなくてもいいかな～」と思っているレベルなら、同居を辞めたいと軽々しく口にすべきではありません。
軽々しく言ってしまうと、結果的に家庭内にしこりだけを残す最悪な結果になってしまうからです。
気持ちが固まったら物理的な問題を解消していく
自分の気持ちが固まったら、次は物理的な障害を考えてみましょう。
例えば、
- 同居している親が介護状態にある
- 生活費や教育費を援助をしてもらっている
- 共働きだから子供の面倒をよく見てもらっている
- 同居解消でかかる引っ越し費用が捻出できない
というような状態だったら、現実的に同居解消は不可能ではないでしょうか？
これが“同居を解消したいという気持ち”だけでは解消しない物理的な障害です。
「同居を辞めて出ていきたいんです！」
一時の感情でそう口走ってしまう前に、冷静に物理的な障害の解決方法を考えておきましょう。
我が家の場合、義母はまだまだ元気で介護状態にはありませんでした。
それでも高齢なことは事実なので、急な心不全や脳卒中などに気が付けなければ手遅れになる心配はありますよね。
そうなってしまったら、「一緒に住んでいれば助けられたのに・・」なんて一生罪悪感に苦しめられる可能性もあります。
どんなに「合わない義母」だとしても、1人暮らしにしてしまうことへの不安と葛藤はありました。
でも当時の私は、元気なお義母さんのもしもの時のために、我慢して同居が続けられる精神状態ではありませんでした。
我が家なりの解決策としては、夫が月に何度か義母の様子を見に行ったり、パート先に出勤しない時はすぐに連絡をもらうことにしました。
もうひとつはお金の問題。
我が家の場合、同居を解消するなら自分たちが出ていって新しい家を探すという選択肢しかありませんでした。
そうなると、
- 当時同居していた一軒家の住宅ローン(2000万以上)
- 新居の家賃or購入費用
- 引っ越し費用
が必要になります。
同居していた家は、夫が若い頃に義母と共有名義で買った田舎の一軒家でした。
義母も夫もお金にルーズで、金利が高いのにゆっくり返済していたため十数年経っても残高がほとんど減っていませんでした。
月9万円・ボーナス20万円以上をローンの返済に充てている状態。
義実家のローンの支払いを続けながら、新しい家の家賃やローンを支払うのはキツイというのが一般の感覚だと思います。
どう切りつめても子供の教育費にしわ寄せが行ってしまいそうで、同居解消なんて言うのは辞めて自分が我慢すればいいのか‥と葛藤しました。
結局借り換えや繰り上げ返済をして毎月の返済額を抑え、お義母さんにも少し家賃を負担してもらう形で今も支払いを続けています。
前住んでいた家のローンの返済は、繰り上げ返済も含めると毎年200万近くになります。家計はかなり苦しいです。
しかしそうなることがわかっていても同居を解消したかった。決意は固かったのです。
今は私も仕事を増やして、5年前2200万ほど残っていたローンがやっと1000万を切るところまできました。
一般的に一度義実家と同居を始めたら、解消するのは簡単なことではありません。
同居解消時に、自分達に何かしらの負担増があるのは当たり前です。
義実家と気まずくなっても・家庭内に負担が増えても、どうしても同居を解消したいか。
この点をもう一度あなたの頭の中で考えてみてください。
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