結婚してすぐ、義母との同居が始まりました。
しかし‥4年後には解消して別居することに。
楽しく始まったはずの結婚生活が、「離婚してもいいから出ていきたい」に変わるのはあっという間でした。
「義両親との同居は無理だな」と感じるポイントは人それぞれかと思います。
違和感をを覚えるひとつひとつの事は意外と些細なことだったり・・。
でもそれが義両親が亡くなるまで毎日続くとなると、些細なことでもかなりしんどいんですよね。
我が家の場合当時お義母さんは60代。
不謹慎ですが、まだまだ元気だったので「自分の人生はお義母さんが死ぬまでひたすら我慢するためにあるのかな‥」と思うようになり苦しかったです。
今日は、同居を解消するに至った具体的な理由と実際に同居を解消してどうなったかをまとめたいと思います。
小さなストレスも毎日だとキツい
私自身は結婚前から”義母と同居”という条件に納得していたし、「このお義母さんとなら同居してもうまくいきそうだな」と思っていました。
結婚後も義母さんにイジめられたわけでもなく、どちらかというと大切にされていたのかもしれません。
だからこそ気になることがあっても「このくらい我慢しないと‥」と自分の本当の気持ちを押し殺していました。
その結果‥同居開始から3年後に顔面神経麻痺を発症。そこでようやく「このままでは自分が壊れる!」と目が覚めたのです。
「いいことも悪いことも毎日・永遠に続く」
同居の辛さはこれです。
例えば‥
- 出掛けようとするとどこ行くの?と聞いてくる
- 子供はまだ?2人目はいつ?と急かされる
- キッチンや洗面所の使い方が汚い
- 義母がベロっと舐めたスプーンで赤ちゃんに食事をあげようとする
これが盆と正月だけなのか、毎日なのかではストレスの受け方が全然違いますよね。
義両親が亡くなるまで耐えたほうが自分は幸せなのか
「辛いな‥」と感じたら、まずは自分の幸せを軸に考えてみてください。子供がいる場合は自分と子供の幸せを。
これは”自分のことだけ考えて好きに生きよう!”というのとはちょっと違います。
「今溜まっているストレス‥抱え続けて大丈夫ですか?」と聞きたいのです。
自分がちょっと我慢すればすべてが丸く納まると本気で感じるなら、そのまま同居を続けてもいいと思います。
またお金の面とか子育ての面とか、抱えているストレス以上にプラスになることが得られているなら、辛いとは思いますがあなたの踏ん張りどころかもしれません。。
しかし、子供に悪影響になる・このままでは夫婦仲が壊れる・自分の精神がもたない・・など、我慢してしまったことで今の幸せが崩れてしまう場合は、別居を選択肢にいれてみてもいいと思います。
私は、「顔面神経麻痺の次は精神を病むかもしれない‥そうなったら子育てにも影響が出るし、今行動しておかないと後悔する!」と感じ別居を考え始めました。
子育てする大切な20年間をお義母さんに捧げるのは嫌だ
当時の私は、お義母さんの衛生に対する考え方や長女への接し方が嫌で嫌でたまりませんでした。
お義母さんと一緒の環境では2人目以降の子供は生めないなと思って諦めていたし、「私はお義母さんのために長女を生んだんだっけ?」と毎日悩んでいました。
具体的に私がストレスだったことをいくつか紹介します。
-
<生活面>
- キッチンや洗面台は汚れるものだから汚くても仕方ないという考え
- トイレで大きいほうをした後便器が汚れていてもそのまま
- 使った調理器具に油や泥がついていなければ洗わないでそのまましまう
- 夫の妹さんの子供が遊びに来て壁に落書きしてもニコニコ見ている
- 金銭管理ができなくて借金がある夫に内緒でお小遣いをあげようとする
- 夫のことになると「男だからさ~しかたないよね~」と肩を持ってしまう
- 妊娠中の体型を人前で悪く言う
<子育て面>
- 生まれたばかりの長女の手のひらを口にくわえてベロベロ舐める
- 「おめぇ」「ふざけんな」などの言葉を子供の前で日常的に使う
- 大人が口でかみ砕いたものをあげたほうが子供のお腹には優しいという考え
- 柔らかいものならなんでも大丈夫と勝手に与えようとする
- 人見知りの時期に義母の抱っこを嫌がっても「子供は泣くのが仕事~」と言って離さない
自分が細かすぎるのかな?と考えた時期もありましたが、やっぱり私は理解できなかったし正直気持ち悪かったです。
ひとつひとつは小さいことかもしれませんがこれが毎日続くんです。
私が顔面神経麻痺を発症した日は、町内会の大掃除が行われる日でした。
出産して2ヵ月経っていたしそろそろ自分がやるべきかなと思い「私が出ますね」と言いました。それが意味するのは、生後2か月の長女をお義母さんに預かってもらうという事。
大掃除の日が近づくにつれて、「お義母さんに子供を預けたくない。なんで掃除に出ると言ってしまったんだろう。寒いけど抱っこ紐でつれていこうか‥。」と眠れなくなりました。
そして大掃除当日の朝、顔面神経麻痺を発症してしまったのです。
顔面神経麻痺になる原因は様々です。疲れやウイルス・脳の病気の場合もあります。
でも当時の自分の精神状態を考えたら、限界を超えていた事は間違いありません。
麻痺の状態がひどく治療に多量のステロイドが必要になり、私はこの日から長女に母乳をあげることができなくなりました。
この出来事で、「自分が我慢すればいいなんて思ってバカだった・・」と後悔しました。
お義母さんとの同居を継続するために自分らしく子育てをすることが出来ず2人目を諦めるなんて、そんな人生で良いのだろうか?
義実家との仲が悪くなろうが、世間体が悪くなろうが、最悪夫と離婚することになろうが、今この手に抱いている小さな命と自分の母親としての人生を守るべきでは?と。
正直、自分はメンタルが強く我慢強いと思っていました。
だから自分ならこのくらい我慢できる!と思ってしまったんです。
しかし体は正直だった。そしてこれ以上我慢したら近いうちにうつ病も患うかもしれない‥と危機感を覚えました。
自分が顔面神経麻痺になったのをきっかけに別居を真剣に考えはじめ、計画を立て、その1年後に夫と長女の3人で家を出ました。
家を出てすぐ第二子にも恵まれ、今は幸せに暮らしています。


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